ちょうど良い玄関の段差をお教えします。
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ちょうど良い玄関の段差は?

家に入って靴を脱ぎ、家の中にはじめて上がる場所が玄関です。でも、他の用途としての機能もあります。

それは、靴を履く場所、靴の収納、来客を迎える場所、荷物の一時置き場などです。季節を飾る場所としいている家もあります。

その中で玄関の段差について考えてみたいと思います。

外から玄関に入ると「靴を履いている部分」と「履いていない部分」があることに気付くと思います。

「そ〜いえば、そうね〜え。いつものことだから考えた事もなかったわ!」という方もいらっしゃると思います。

でも、そこには明らかな「境界」が存在するのです。そして、ご丁寧に段差まであり、敵の侵入を阻止しているのです。ちょっと大げさですね。

しかし、この段差があるおかげで、靴を脱がないと家に上がれないという仕組みと認識が出来上がっているのです。来客が容易に家の中に入れないようにしています。

外国映画で玄関ドアーを開けた瞬間、来客がどんどん家の中に入ってくるというシーンをご覧になったことがあると思います。日本だとちょっとドキッ しますよね。

日本の文化ですが、段差は来客と家族に一線を引いている砦のような線なのです。

押し売りを断る時、インターホンで追い返せれば良いのですが、ちょっと、気を許してしまい玄関まで入れてしまった経験があると思います。でも、この段差という砦はしっかりと、その先に侵入者を入れない役目を果たしてくれています。

段差の必要性というか意味は解って頂けたと思いますが、自分の使い勝手はどうなのか。と考えた時は小さな段差の方が昇り降りが楽に出来るということになると思います。

老人や子供がいる家ならば靴の履く、脱ぐに時間が掛かります。段差に危険を感じたこともあると思います。

段差がなければ恐怖を感じずに、スリッパに履き替えるがごとく、靴を履くことができます。これはこれでメリットだと思います。(近年の公営住宅などは段差がない場合があります)

「でも、座って靴が履けるじゃん」という方もいらっしゃると思いますが、老人は床に座るまでが大変なんです。段差がなく椅子が置いてある状態の方が老人には使い易い玄関となると思います。
(これって、他人事ではありません。あなたもいずれは老人です。家を何歳まで使いますか?)ということで、靴の脱ぎ履きについては段差は小さい方が良いと思います。

「じゃあ、段差はなくせば良いですね」と言われるとちょっと困ってしまいます。
上記の砦の意味もありますが、他にも段差が必要な理由があります。それをこれからお話します。

風の強い日は玄関ドアーを開けた瞬間、砂ボコリが入ってきた経験をお持ちの方が多いと思います。

この時には段差が大きい方がホコリの進入を防げます。

砂ボコリを防がなければならない理由の一つにフローリングを傷つけない為ということがあることをご存知でしたか。
砂はフローリングに引っ掻き傷をつけた様な傷跡を残します。体育館で砂の進入を嫌がるのはその為ですね。

段差はホコリを防いでくれます。

それから、段差のない玄関を廊下から見た時には靴を床に置いてあるように見えます。家族数人が靴を脱いだままにするとかなり悲惨な状態です。
「床が靴だらけ」という感じになってしまいます。

ほど良い段差を設けた場合は廊下からの目線に対して靴が隠れて見え難くなります。土間の部分は凄いかもしれませんが、廊下は綺麗に整然と見えます。
これって、結構、重要なんですよね!

段差は脱ぎ散らかした靴を隠してくれます。

そして、段差がある程度あることで荷物の一時置き場としては使い易くなります。当たり前ですが、床に置くもより少し高い所に置いた方が腰が痛くなりません。
特に重いお酒や牛乳を何本も買ってきた時はかなりの重量になっていると思います。バックやら車の鍵やらいろいろ持っていると「早く置きた〜い、でも、たまごが割れちゃ〜う」って感じではないでしょうか。

段差があると荷物を楽に置くことができます。

普段何気なく使っている玄関の段差ですが、よく見るといろいろ考えなければならないことがあることを気付いて頂けましたか。

玄関には他の機能もありますが、それは後日、お話させて頂きます。

●これから家を新築する方へ
玄関の段差はいろいろな使い勝手や安全を考慮して決めていかなければなりません。家族構成もありますし、来客の人数によっても変わります。
又、建主が「自分の家の玄関」といった時に何をイメージするかも大きな影響を与えます。考え出すと結構、難しいですよね。答えはあなた自身にしか出せません。頑張って下さい。

◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めは、段差20cm程度です。
靴が隠れ、階段と同じ程度の段差であり、重いダンボールを置くにも高すぎないという感じでしょうか。老人のいる家や小さな子供のいる家などは考慮しなければならないのでご注意下さい。


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